ロックが嫌いだけど矛盾してるって話

僕は変わり者のドラマーだ。

けれど現在、人付き合いはそれなりに上手く行っている。

そんな僕だが、こんな所で公言してしまう程ロックが嫌いだ。

 

僕は incognito(インコグニート)などのオシャレなファンクが好き。

incognitoという音楽に出会ったのは高校時代。

将来、音楽に携わる職に就きたいと考えていたので色んな音楽を知りたいとWikipediaで全ジャンル検索してバイトしたお金でCDを借りまくった時に出会った。

そんな僕がドラムを始めたいと思ったきっかけが高校の文化祭で、初めてバンド生演奏を見て、心の底からドラムがかっこいいと思ったからだ。

重い腰を上げドラムを始めたのは大学3年の春だが、本来好きな音楽ジャンルから吹奏楽部を希望していたものの「ドラムをやりたい」と希望しても「空いていないです」というのが現実だったので仕方なく軽音部に入部した。

そんな軽音部は思った以上に異文化だった。

 

大学軽音部ではロック好き同士のマウント合戦だった。

●●がドラム上手い(だから偉い)、●●はドラム下手(だから足手纏い)

在籍当時の軽音部で流行っていた音楽はELLEGARDENなどのロック曲だった。

流行り曲を知らない初心者ながら頑張るものの、殺伐としていた軽音部では初心者という時点で何故か人権が無く、好きな音楽を希望するとこんな簡単(ロック)なのも出来ないでこれが出来る訳無いと思われ、それが原因で味方がいなくなった。

そのせいでロックが嫌いになった。これがトラウマとなり今でも糸を引いている。

悔しかったので毎晩大学に残り、人のいない時間を見計らってひたすら練習を繰り返し、着実に上達を感じていものの、横の繋がりが無かった僕は大学卒業してから全くバンドが組めなかった。

 

大学卒業後はとにかくバンドを組みたかった。

全くバンドが組めなかった僕は自分の技術をアピールし、バンドに誘ってもらうべく色々考えた所、嫌いなロックにこそ需要がある事が分かった。

その頃、その嫌いなロック曲でニコニコに演奏動画をするようになる。

当時(歴2年)の動画がこちら

でも、本来好きなファンクは忘れたくなかったため、2年程度著名ファンクドラマーのライブやドラム合宿等企画に通い、アクションを起こし、ローディとして取り入れてもらい相談に乗ってもらう位真面目にドラムと向き合っていた。

当時(歴4年)の動画がこちら

ニコニコ界隈で横の繋がりが出来始めた頃、界隈内でのバンドの存在があったものの、何故か他の(僕より下手だと思っていた)ドラマーがバンドを組めていたのに僕だけバンドを組めなかった。

その「(僕より下手だと思っていた)」という発想が大学生活を引きずっていた不毛なマウント合戦である事に気づくのは大分先だが…

悔しいが、ロックこそ最もコスパの良い音楽だ

何故なら、ドラマーとしてロックは最も簡単に注目を得られる…

もっと言えば、コード理論が注目されないドラマーは作曲に乗っかる事が多く、その作曲が最も簡易であるため世間で出回っていて馴染みがあるため最もファンの付きやすいジャンルであるからだ。

分かっていたから悔しかったんだ。

 

悔しくて「ロックが嫌い」とアピールした結果…

びっくりする位(当時いたニコニコ界隈の)ドラマーの大半に嫌われた。

相変わらず僕のロックドラムは初心者に毛が生えた程度のレベルだったので、ってあれ…大学軽音部時代の既視感。。これでトラウマは更に濃くなる。

ば、BPM早い系ロックドラマーならポップスやジャズ、バラード…ファンクは難しいと言って終わるといった感じだ。

また、ロックのような八分音符を軸に組み立てていく音楽と、ファンクのように16分音符を中心に組み立てていく音楽とでは意識する事が全く違う。

勿論僕なりに意識している事を周りのロックドラマーに伝えても、シカトだ。

でも、そんな周りにいたロックドラマー達は今、世間から注目を浴びている。

事実、僕のいたニコニコ界隈で注目されていたのはryo(supercell)、ハチ(米津玄帥)等であった。

つまり、にわかファンク野郎の僕の言葉なんて耳を塞いでも何も損しないのである。

 

そんな僕にも転機が訪れる

気づけば5年…殆ど他人と音を合わせる事はなかった。

他人に弱みを見せる事が苦手だった僕が意を決してバンドを組めていた友人「どうやったらバンドが組めるか」相談た。

それを見かねた友達が、セッション界隈に呼んでくれたのだ。

よくよく考えてみると、僕は実際に会ってお互いの演奏を見たことある友達が少なかったし、企画バンドを組むにしても互いの生演奏での引き出しを知っている方がより安心感につながる。

とある界隈での初セッション後、バンドやりたいバンドやりたいと言っていたら企画バンドを組むことが出来た。

 

そんな企画バンドは、ロックバンドだった

でも、バンド組めなかった時に比べて充実感はあった。

僕のロックドラムは相変わらず初心者レベルだったが、メンバーはそんな僕を受け入れてくれた。

 

数々のバンドやセッションに参加した。

これに味を占めた僕は、数々のセッションに参加するようになり、知り合いを増やした結果、「バンド組めない」と嘆いていた僕からは信じられない程、瞬く間にたくさんのバンドを組んだ。

ロックバンドも多かったが、周りの年代が上がったからか、初心者ロックドラムの僕が大学やニコ界隈時と比べつまらないマウントを取られる事は少なくなった。

自分の好きなジャンルを演奏するミュージシャンとも繋がるようになり、ロック以外の曲にも触れる機会が多くなった。

 

現在では好きな音楽が出来ている

音楽仲間にも恵まれ趣味としては良い音楽が演奏出来、とても充実している。 

ロックはトラウマだし嫌いだが、需要が高い分従わないといけない事もある考えだ。

たまにロックやBPMの早い曲をやる時に出来る自信がないと嫌がりはするが、以前に比べてツンツンしなくなったため人間関係もそれなりに上手くいっている。

 

 

ご視聴ありがとうございました。

aDrums my new gear…

楽家ぷよらーなもこです!

 

今回はなんと、aDrumsを購入しました!ドドーン!

 

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という事で、aDrumsを買ってみて思った事をつらつらと書いてみようかなと思います。

 

見た目はもう本物のドラムです。

皆様ご存知の通り、どう見ても本物のドラムです。

これだけでテンションは最高潮!

見た目を重視されるのであれば、このドラムをお勧めしたいですね。

場所もそんなに取りません。

以前はRoland/TD-20のセットを使用していましたが、それよりも場所を取らないくらいです。

 

スタンドがとてもしっかりしている!!

まずびっくりした点がこちらです。

リハーサルスタジオ等で良く見るスタンドよりズッシリしていて、全スタンドにストッパーが付いています。

これも、見た目から入る人が喜ぶ点なのではないでしょうか。

 

音は生ドラム意識です!

開発者の方、だいぶ頑張ってると思います…。頭が上がりません。

テクノロジーの進化により大分自然に聞こえてきますが、完璧でもありません。

あくまでも初期音源の話ですが…

スネアのオープンリムショット時の音量感が生ドラムよりデカい。

ハットのフットペダルの音量が思ってたよりデカい、オープンの挙動が僅かに合わない。

生ドラムに比べてタムのアタックが少ない。

等々は御座いますが…MIDI Recで改善されるかもしれませんね(^^)

ハットも、エレキドラムで表現が最も難しい所なので致し方なしです。

(あと、他のメーカーの挙動も詳しく分かりません)

10年前に買ったエレキドラムに比べると100倍良い!

 

細かい気配りがすごい!

基本的に他のメーカーに出来ているであろう気配りは出来ていると思いますが、

想定外だった気配りを紹介します。

・シンバル装着部がゴムになっている(ガリガリしないため)

・前述しましたが、スタンド全てにストッパーが付いている。

バスドラム部分のパッチやペダルが噛む所用のゴムが付いている。

正直、驚きの連絡でした…良質です!

 

サポートに話しかけやすい

例えば、TwitterでaDrumsという単語を入れて疑問ツイートをしただけで

公式アカウントから親身なリプライが返ってくるなど…

返信も早いですよ(^^)

 

以上…ここ数日でパッと思いついたのがこんな所でしょうか。

総合的に、値段は流石にするものの買ってよかったと思っています。

 

早速、テストがてら1曲叩いてみました(^^)

 

これからが楽しみです!!